黒字化にするための経営者の役割

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黒字化にするための経営者の役割

会社を設立しても、なかなか黒字にならない、赤字ばかりになってしまうということはよくあることです。

特に新規事業の場合には黒字にならないことも多く、赤字が続いて不安になることがありますが、黒字化にするために経営者はどのような役割を果たす必要があるのでしょうか。

解説していきます。

会社が黒字化できない理由

まず、会社が黒字化できない理由について解説していきます。

会社が黒字化できない理由には数多くの理由がありますが、主に次のような理由が考えられます。

 

●売り上げが上がっていない

まずは会社の収益を上げていくには本業での売上を上げていかなければなりません。

しかし、この売上が上がらないケースが非常に多いのです。

そして、この売上に目をつけずに経費削減に走ってしまう、ということを経営者がやってしまいがちなことです。

しかし、売上が上がっていないにもかかわらず経費削減に走ってしまうことは非常に危険であり、最終的には事業投資もできずに廃業に追い込まれてしまう、という流れが起こってしまいます。

そのため、会社を黒字化するにはまず売上を上げる、つまりビジネスモデルが問題ないか、ということにまずは着目することが必要です。

 

黒字化するために経営者が行うことは?

経営者が黒字化を実現するために行うことは、経費削減などの会社の自由度を締めることではなく、売上を伸ばしていくための市場調査や判断を行うことが非常に重要になってきます。

今市場はどのような状況になっているから、この事業を展開していこうか、ということや今の商品を市場の変化に応じて変化させていくことが非常に重要です。

これらのことを行うだけでも黒字化をしやすい環境は作られていきます。

 

環境に応じて商品を変化させることももちろんですが、その変化の過程で価格を上げる、下げる、ということも必要になってきます。

そしてこれらの判断は経営者が行う役割になります。

そのため、経営者は常に市場の動向を観察して経営に関する判断を行えるように準備をする必要があるのです。

 

事業拡大のための資金を集めることも役割

そして売上を上げるための経営判断を行うだけが経営者の役割ではありません。

事業拡大を行うための事業資金の確保を行うことも経営者の必要な役割です。

銀行などの融資で事業資金を集めることも一つの手段であり、最近では融資などのデッドファイナンスだけでなくエクイティファイナンスの一環で投資を募ったり、クラウドファンディングで返済不要の資金を集めることも容易になりました。

そのため、融資だけではない方法も活用していかに資金を集めるか、ということを知ることでいくつものカードを準備しておくことが必要です。

 

特にクラウドファンディングを活用する場合には資金を集めることも出来るほか、媒体を活用することで広告宣伝もその場で行うことが出来るため、広告宣伝費の削減にもつながります。

このような仕組みを活用することで事業拡大のための資金を集めることももちろん可能ですので、これらの判断は経営者がそれぞれのメリットを比較して検討できる体制を作ることが必要です。

 

税理士にご相談いただくことも一つの手段です

会社を経営していくにあたって経営問題は尽きません。

どのように黒字化をしていくか、初めての会社経営で分からないことだらけのことも多いと思います。

そのような際には税理士をご活用ください。

税理士にご相談いただくことによって黒字化の秘訣や次にどのようなアクションを起こせばよいのか、ということについても判断をすることがしやすくなります。

税理士は様々な会社の黒字化支援を行っていきながら、傾向としてどのような会社が黒字化をすることが出来ているか、ということについてのノウハウを所有しています。

一人で考えても何も出てこない際には税理士にご相談いただくことをお勧めいたします。

 

ARK税理士事務所では、経営相談の他にも会社設立や黒字化を目指すためのコンサルティング事業などを行っておりますので、会社を設立した、で終わりではなく黒字を継続して行っていくことで事業の安定性を図っていくための仕組みづくりも同時に行っていくことをおすすめします。経営相談に関することは当事務所までお問い合わせください。